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第2回日米規制緩和対話と日本側の対応その12(貿易摩擦シリーズ)

 第2回日米規制緩和対話と日本側の対応 

・住宅その4

 農林水産省は、構造用合板の日本農林規格(JAS)について、強度等性能を重視した規格への改正を実施しました。

 合板(ごうはん)は丸太をカツラ剥きにした薄い板(単板、ベニヤなどという)を、接着剤で貼り合わせて作った板です。通常は、奇数枚の単板を繊維方向が1枚づつ直交するように貼り合わせてあります。単板の枚数はプライ数と呼ばれ、3プライ、5プライ、7プライなどが標準となっている。

 合板には、製材の板と違って割れにくいことや、強度の異方性(物体の物理的性質が方向によって異なること)が小さく、他のボード類と比べて強く耐水性が高いという長所があります。

 構造用合板はJAS規格(日本農林規格)に規定される合板で、建築物の構造上重要な部位に使用する合板をいいます。板面の品質は9つに分類され、アルファベット2文字(A~D)の記号によって、表板・裏板の板面の品質を表しています。

 また、規定される強度試験の種類によって1級と2級の等級があります。JAS規格の上では、1級と2級の違いは、規定されている強度試験などの種類ですが、実際上は、強度等級を記号A、B、C,Dで表します。建築基準法では、構造用合板の許容応力度や弾性係数に関する規定はありません。

 米国から1999年9月1日を目途として必要な全てのデータが提出されたのち2ヵ月以内に、建設省は、合板の既存の調整係数と一致させ、それにより同一性を達成する観点からOSB(配向性ストランドボード)の既存の調整係数を再評価しました。配向性ストランドボードとは細長い木片を一定の方向に並べて接着し、熱圧成形したボードのことです。

 日本側は、建築工法及び建築資材に関し、全国的に受け入れられる試験データの受容及び評価を行う承認・認定性能評価機関制度を制定し施行するとともに、それ以前において潜在的な応募者に対し相談する機会を与えることにより、施工の円滑化を図りました。

 海外の検査機関にJASの登録格付け機関(RGO)及び登録認定機関(RCO)としての機能を付与することを盛り込んだ、JAS法の改正案を今次国会に提出しました。

 JAS法は、農林水産分野において適正かつ合理的な規格を制定し、適正な認証及び試験等の実施を確保するとともに、飲食料品以外の農林物資の品質表示の適正化の措置を講ずることにより、農林物資の品質の改善や生産、販売その他の取扱いの合理化を目的としています。

 また、農林物資に関する取引の円滑化によって、一般消費者の合理的な選択の機会の拡大を図り、農林水産業やその関連産業の健全な発展と一般消費者の利益の保護に寄与することを目的とするとしています。

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