記事一覧

第2回日米規制緩和対話と日本側の対応その37(貿易摩擦シリーズ)

 第2回日米規制緩和対話と日本側の対応

・独占禁止法及び競争政策その5

 不況カルテル、合理化カルテル及びその他の独占禁止法適用除外制度を廃止しました。適用除外カルテルの概要は、価格、数量、販路等のカルテルは、公正かつ自由な競争を妨げるものとして、独占禁止法上禁止されているが、その一方で他の政策目的を達成する等の観点から、個々の適用除外制度ごとに設けられた一定の要件・手続の下で、特定のカルテルが例外的に許容される場合がありました。

 不況カルテルは不況に対処するため、一定の要件の下に公正取引委員会の認可を得て、生産業者等が行う生産数量、販売数量、設備の制限や対価の決定に係るカルテルについて不況カルテルとしてその適用を除外することとしており、1989年10月以降実施されていませんでした。

 合理化カルテルは、企業の合理化を遂行するため特に必要がある場合に、一定の要件の下に公正取引委員会の認可を得て、生産業者が行う技術若しくは生産品種の制限等に係るカルテルについて、合理化カルテルとしてその適用を除外することとしており、1982年1月以降、合理化カルテルは実施されていませんでした。

 適用除外制度の多くは昭和20年代から30年代にかけて、産業の育成・強化、国際競争力強化のための企業経営の安定、合理化等を達成するため、各産業分野において創設されてきました。

 しかし、日本経済は当時とは大きく変化し、世界経済における地位の向上や企業の経営体質の強化、消費生活の多様化等が進んできており、政府規制と同様に適用除外制度の必要性も変化していました。

 適用除外制度は、それが利用される場合には、当該産業における既存の事業者を保護する効果をもたらすおそれがあり、その結果、経営努力が十分行われず、消費者の利益を損なうおそれがあります。

 また、現に利用されていない制度においても、時代の要請に合致しない適用除外制度が将来においてそのまま利用されるおそれがあるほか、制度の存在それ自体を背景にして協調的行動が採られやすく、競争を回避しようとする傾向が生じるおそれがあり、このことにより、個々の事業者の効率化への努力が十分に行われず、事業活動における創意工夫の発揮が阻害される恐れがある等のもんだいがありました。

 そのため、公正取引委員会は、将来の状況の変化を考慮しつつ、適用除外を必要最小限の範囲内にできる限り限定するために、継続的な見直しが必要であるとの観点から、今後も独占禁止法適用除外制度の見直しを検討するとしています。

 合併政策として米国政府は、公正取引委員会が1998年12月に株式所有と合併に関する最終的なガイドラインを作成・公表したことに留意しました。

 独占禁止法では、会社の株式の取得若しくは所有、役員兼任、会社以外の者の株式の保有又は会社の合併、共同新設分割若しくは吸収分割、共同株式移転若しくは事業譲受け等が、一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合や、不公正な取引方法による企業結合が行われる場合に、これを禁止しています。

 公正取引員会を通して日本政府は、合併審査における事前相談制度の透明性を高めるために、企業からの事前相談の主要事例を適時に公表しており、より多くの人員やリソースを合併事案に投入するよう努めるとしています。
   をもとに作成
関連記事


コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Air130

Author:Air130

おすすめチャートツールのご紹介

 

業界最多レベル、 84通貨ペアでグローバルFX!

 

楽天西友ネットスーパー

お勧めワインショップ

ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)

食事での糖質が気になる方へ

免責事項

※投資は自己責任です。          当ブログは個人的見解を掲載してるものであり、売買を推奨するものではありません。

来場者